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2024 年 12 月 19 日
仲介手数料の話。売買価格×3%+6万円。6万円って何?
よく聞かれる6万円
不動産売買の仲介手数料は宅建業法で定められています。
400万円以上の不動産を売買した場合「売買価格×3%+6万円+消費税」となります。
お客様から「6万円って何?」と聞かれる事が多いので、今回は仲介手数料の計算方法についてご説明いたします。
仲介手数料の正式な計算方法
仲介手数料の正式な計算方法は図の通りです。
例として、売買価格2,000万円の不動産を取引した時の仲介手数料を①②③に分けて計算してみます。
仲介手数料は税抜き66万円となりました。
ただ、この計算方法だと長ったらしく面倒なため、実務では簡単にまとめた速算式で計算します。
それが「成約価格×3%+6万円+消費税」です。
速算式で計算
では、速算式を分解しながら計算してみます。
まず、売買価格全てに3%を掛けます。
全てに3%を掛けると、正式な計算方法に比べて①が4万円、②が2万円、合わせて6万円足りません。
そのため6万円を加えます。
これで正式な計算方法と同じ66万円になりました。
要するに「+6万円」というのは「全部3%で計算した時の不足分」なのです。
この6万円については売買価格が400万円を超えている限り変わりません。
売買価格が2,500万円でも3,000万円でも売買価格に3%を掛けると①②の不足分は6万円になります。
ただし、売買価格が400万円未満になると速算式は変わります。
となります。
売買価格800万円以下の土地・建物の場合
いかがでしたでしょうか?
要するに、「正式に計算すると面倒だから計算方法を簡単にしました」という事です。
速算式も正式な計算方法も金額は同じになりますのでご安心ください。
なお、2024年7月から売買価格800万円以下の土地・建物については仲介手数料の上限が33万円(税込み)まで引き上げられています。
この上限引き上げ理由についても今後触れたいと思いますが、気になる方はお問い合わせください。